2026年10月の三隣亡カレンダー
日付をクリックすると、その週の直下に詳細を表示します。
2026年の三隣亡 月別一覧
各月の三隣亡と、その前後にある大安の候補を確認できます。日付を選ぶと月間カレンダーの詳細へ移動します。
「近くの大安」は、三隣亡の前後6日以内で、三隣亡・不成就日を避けた大安の候補です。月別一覧には各月最大3件を表示しています。他の暦注や個別の条件を含めた吉凶の保証ではありません。
三隣亡とは
三隣亡(さんりんぼう)は、家を建てることなどを忌む日として知られる暦注です。「この日に建築を始めると火災が起こり、近隣三軒にまで災いが及ぶ」という言い伝えから、地鎮祭や上棟式の日取りを決める際に避けられることがあります。
三隣亡は二十四節気によって区切る節月と、日の十二支を組み合わせて決まり、毎月同じ日付に来るわけではありません。建築に携わる人や地域によって重視の度合いは異なりますが、あくまで伝統的な暦の考え方であり、建築時の火災や事故を予測するものではありません。
三隣亡の意味と由来|「三輪宝」と呼ばれた説も
三隣亡は、現在ではとくに建築に関する凶日として扱われます。家屋を建てると近隣にも災いが及ぶという言い伝えが名前の由来とされ、棟上げや工事開始を避ける慣習につながっています。
古い暦には「三輪宝」と記され、家や蔵を建てるのによい日とされたという説明もあります。ただし、いつ、なぜ吉日から凶日へ意味が変わったかは確定していません。「書き間違いが原因」とする説も一つの解釈であり、史実として断定できるものではありません。岡山県立図書館の調査事例では、複数の辞典・暦の資料を比較して、この由来の諸説が整理されています。
三隣亡はいつ? 節月と十二支で決まる仕組み
三隣亡は、二十四節気の節入りを境に区切る「節月」と、日ごとに巡る十二支の組み合わせで決まります。立春から始まる節月の1月を基準に、次の3つの配当を繰り返します。
節月1・4・7・10月
亥(い)の日が三隣亡になります。
節月2・5・8・11月
寅(とら)の日が三隣亡になります。
節月3・6・9・12月
午(うま)の日が三隣亡になります。
※節月は通常のカレンダーの1日から始まる月とは異なります。たとえば節月1月は立春から啓蟄の前日までです。年や月の途中でも節入りの前後で判定が変わります。
三隣亡にやってはいけないとされること
三隣亡は、とくに建築の開始や節目の儀式を避けるという慣習が知られています。主に次のような場面で日取りを確認することがあります。ただし、法令上の禁止日ではなく、工事の安全性が日付で変わるわけではありません。

地鎮祭・着工
土地の安全と工事の無事を願う地鎮祭や、基礎工事の着工日で三隣亡を避けることがあります。実際の日程は施工会社、神社、天候、工事の準備状況と相談して決めるのが基本です。

上棟式・棟上げ
住宅の骨組みを組み上げる棟上げや、完成までの安全を願う上棟式は、三隣亡を気にされやすい場面です。地域や工務店の慣習にも違いがあるため、関係者の意向を確認すると調整しやすくなります。

増改築・リフォーム
建て増しや大きな改修でも、日取りを気にする場合があります。一方、小規模な修理や緊急の補修まで一律に避けるという共通の決まりはありません。雨漏りや設備故障など、安全・生活に関わる修理は必要性を優先しましょう。
三隣亡を理由に工事を避ける範囲には、地域差や個人差があります。実際の現場では、工程、安全管理、気象条件、関係者の予定を優先して判断してください。
三隣亡に引っ越し・入籍をしても大丈夫?
三隣亡は建築に関する忌み日として伝えられてきたため、引っ越しや入籍まで一律に避けなければならないという決まりはありません。ただし、引っ越しを新居への入居と結び付けて気にする地域や家庭もあります。日取りを選べる場合は関係者の考え方も確認するとよいでしょう。
結婚式・入籍の日取りでは大安や六曜を参考にする人もいますが、三隣亡の日に手続きをしたからといって、その効力や今後の生活に影響するわけではありません。
大安・一粒万倍日と三隣亡が重なったら?
大安は六曜で吉とされる日、一粒万倍日は新しいことを始めるのによいとされる日です。三隣亡とは日付の決め方が違うため、同じ日に重なることがあります。
「大安なら三隣亡を打ち消せる」「三隣亡がすべての吉を打ち消す」といった考え方に、全国共通の優先順位はありません。建築関係の日取りでは三隣亡を避ける人もいますが、どの暦注を重視するかは行事と当事者の考え方によります。
上部の「近くの大安(候補)」や暦・吉日総合カレンダーで比較できます。
三隣亡は気にしなくていい? 日取りを決める際の注意点
三隣亡は古くから伝わる慣習ですが、この日に工事をすると必ず事故や火災が起こるという科学的根拠はありません。日取りを気にする気持ちを尊重しつつ、無理に予定を変えなくてもよいという考え方もあります。
特に建築では工事計画、作業員の確保、天候、現場の安全対策が重要です。日程を調整するなら、工務店や家族、近隣関係者と相談したうえで決めましょう。伝統暦は判断材料の一つとして活用し、実務上の安全や契約条件より優先しないことが大切です。
参考:国立国会図書館「日本の暦|吉凶を表す言葉④その他」/レファレンス協同データベース|三隣亡の由来について(岡山県立図書館)